今月もマンボヤからお勧めのエッセンスのお届けです。
声を出せない本当の理由は?
私が子供の頃、母は買い物によく私を連れて行きました。
私は、母に連れて行ってもらった買いものについて、もう多くは思い出せません。
-私が『ホラーショップ』だと思ったお店の思い出を除いては。実際には花屋さんだったのですが、
その店の店主が私にはフランケンシュタインにしか思えなかったのです。
フランケンシュタインの髪の無いタイプ、そんな感じです。
当時、私はフランケンシュタインを知りませんでしたし、フランケンシュタインが怪物だという事も
知りませんでした。しかし、私は恐怖は知っていたのです。とにもかくにも。
その花屋さんは山のように大きな男性でした。その当時の私はと言えば小さな子供でしたから、
そのように勘違いしてそう思ったのかも知れません。彼の動きは素早いけれどもどこかぎくしゃくとしていて、
足跡は大きく、彼が口を開こうものなら、その声はライオンの咆哮のようでした。
私は怖くて怖くて母の足にしがみついていました。こんなに恐ろしい男が目の前に居るというのに、
不思議な事に、母からは怖がっている様子が微塵も感じられません・・・こんなに恐ろしい男を前にして、
ちっとも怖がらないなんて・・・もしかして、お母さんはスーパーウーマンならぬスーパーママなのか!?
と思ったりもしました。
もっと不思議な事にお店に入ってきた10代の女の子でも、この恐ろしい大男と話して、
何としたことか、親しみを込めて触れる事すらして、微笑みながらお店から出ていくのです!
一体どうなっているんだ!と私は気絶しそうになりました。
何のことは無い・・・彼は耳が聞こえなかったのです。
耳が聞こえなかったために適切な発音方法が分からず、声を出すといえば雷のようになってしまい、
そんな声を聞いたことがなかった私は恐れ戦いてしまったのでした。
後に分かったのですが、彼には10代の娘さんが居て、時々お店を手伝っていたのでした。
そんな経験から話したり歌ったりするには聞く能力が必要であることを知りました。
聾者は自分の発する言葉と他社が発する言葉を聞き比べることができません。
今日では事物が彼らのために変化し、新たな療法やインプラントが、かつての私のように無知である
小さな男の子からコミュニティを追放されないように聴覚を補い助けています。
幼かった私も成長と共に学び、彼を恐れる事は無くなりました。
しかし講演会などでは耳が聞こえる人たちですら、全てを聞く訳ではありません。
もしかしたらあなたは(犬の聴覚は人間より優れているし、コウモリは超音波を聞き分けるよ。)と
思っているかもしれません。その通りです、
いや、聴覚の優劣とかそういう事を言いたいんじゃじゃないんです、私は。
何年もの間、声の質やどこまでオクターブが出せるかは声帯に依存していると考えられていました。
ところが近年になってそれは真実ではないことが明らかになりました。確かに声帯は重要です。
私が子供の頃、ある先生は子供の頃に酸 ― 物事を慎重に考えない誰かが不適切に濃いレモネードを
子供だった彼の水筒に入れ、それを知らずに飲んだ彼は声帯を酸で火傷してしまったのです。彼はそのため
その当時のアニメのミッキーマウスのような声になってしまい、そのせいでいじめられたのです。
さて講演会の話の続きです。あなたは前に聞いたような事を大声で繰り返している人の話は
聞こえていても聞いてはいません。でも、聞いた話を同じように繰り返すことも出来れば、
聴いた歌を同じように歌うことも出来ます。聞こえるという事は真似られるという事なのです。
多くの人たちは留守番電話や何かで自分の声を聞きたがりません。(スマホやセルフィ―がもたらす
自分大好き時代 ― の承認欲求を神が救います。 ― いいね!をリクエストすることは
恥ずかしさで穴があったら入りたいという考えからは変わりました。)
あなたが自分の声を認識するには2つのルートがあるのです。
一つは勿論、耳。もう一つは頭と首の間にある骨が、常に自分の声をステレオの一種のような方法で
自分の声を知覚させているのです。そのステレオの働きが通常運転で自分の声を聞いているので、
モノラル:頭と首の間にある骨のステレオのような働きが無い状態で自分の声を聞くのは
とても奇妙に聞こえるのです。
耳が特定の周波数を知覚できない場合、どんなに練習してもその周波数を再生できません。
ですから、名だたる歌手は優れた声帯の持ち主ではなく優れた耳の持ち主なのです。
彼らは自分の聞いた最高の周波数を自分の声で再生しているのです。
この周波数を捉えられない歌手は自分の歌にそれを反映できません。
声の認識に対する動物実験も行われました。科学者たちは異なる種類の数種類の鳥の雛を(アヒル、
ガチョウ、ニワトリ)を孵化させ、生まれた時にアヒルとガチョウの鳴声をスピーカーから流して
聞かせました。どの雛鳥も母鳥のような声のするスピーカーに駆け寄り、そのスピーカーから流れる
鳴声に合わせて種のグループを作りました。
それを見た科学者たちは考えました。
そうだ、この結果は遺伝子が母鳥の声を、同じ種の声を聞き分けさせるのだ!
いいえ、そうではなかったのです。スピーカーから流れてくる声は自分自身の声だから分かるのです。
ヒヨコがどうして成鳥の声を自分と同じ種の声だと分かるのか?ですか?
ある一人の科学者は孵化する前の卵の中で雛鳥たちが鳴いているのを聞いていたので、
素晴らしいアイデアと共にもう一度実験を行いました。
雛が孵化する前に慎重に殻を開け、くちばしをテープで止めて鳴けないようにしてから殻を閉じました。
そして前回の実験と違った結果が出るかを待ちました。ヒヨコたちが殻を破って生まれた時、
3つのスピーカーから流れる種の違う動物の声に - 何をしたらよいか分からないようでした。
明らかに雛たちは孵化する前に卵の中で鳴き方を練習し、自分たちの種の鳴声を認識しているのです。
雛たちは卵の殻を後に残して新たにに踏み出す時には、もう自分たちの声を知っているし、
聞きなれた母鳥の呼ぶ声を聞けばそちらへ走るのです。
さて、人間の話に戻りましょう。一般的には声を司るチャクラはスロートチャクラです。
ですが、このブログで書いてきたように声のケアには必ずしも第5チャクラであるスロートチャクラの
エッセンスが正しい選択肢とは限りません。時にはブラウチャクラ(第6チャクラ)が聴覚を
サポートしているので、第6チャクラのエッセンスを声のケアのために使う事は理に適っているのです。
それとは違ってグラウンディングが十分ではないために小さな声で囁くようにしか話さない人には
第1チャクラ(ベースチャクラ)のエッセンスが必要です。彼らがしっかりと立ち、
自分の力を使うことができる時だけ、彼らが望むような声を出すことができるのです。
声を出すために、声を思うように操るために第5チャクラ(スロートチャクラ)をケアするだけでは
十分ではないのです。ですから、自尊心が低く、そのため声が弱弱しくしか出せないのであれば、
第1チャクラのエッセンスの使用について考慮することは欠かせません。チャクラの働きを知って
使用する一本目を決めるのです。この場合は第1チャクラを強化すべきです。
各チャクラは下位のチャクラの開発が進むにつれ、上位のチャクラが構築されるのです。
ですから、チャクラの健全な開発は基礎から積み上げられていく必要があります。
グラウンディングをエッセンスでサポートした後に、声のチェックをしてください。
声が変わっているはずです。その変化に、声の弱弱しさを問題と見做していましたが、問題は
別の所にあったと分かるでしょう。その人物が本当に必要としていたのはグラウンディングだったのです。
それでもまだ喉に関する症状や表現の弱さ、呼吸の問題やその他の問題があるのなら、
第5チャクラ、スロートエッセンスを使いましょう。
それでも尚、問題に変化が無ければ第6チャクラブラウエッセンスを使います。
聴覚の問題を無視することは出来ません。
フラワーエッセンスでワークする時私たちが最初に探すべき一本は、最も早く簡単な一本を選ぶべきです。
けれども、時には一見しただけでは判らないような、思ったよりも複雑な事もあります。
そんな時は視野を広げて代替案を探るのは、更なる助けを求める人のためにとても良い事です。
一つの症状に対してー答えが一つというのは便利かも知れませんが、現実的ではありません。
あなたがクライアントの言葉に心から耳を傾けて、クライアントが語る症状の下に潜むものを見て、
聴いて、感じ取るのならば、クライアントの問題を遥かによく解決できるようになるでしょう。