皆様、お待たせいたしました。今回はいよいよ、共通ゲルマン・ルーンの残っている分、いわゆる「テュール一族」という8文字についてご説明します。
テュール一族
[inline:tiwaz.jpg]Tiwaz(ティワズ)
意味:テュール
神のテュールの名前でもある、戦闘、勝利と保護に関連するルーンです。さらに果断、名誉、意志の力や生命力のシンボルです。頻繁にお守りに刻まれます。スポーツ、商売や日常生活で勝利を収めるに役立ちます。その形でやりのルーンとも呼ばれ、年配の武者は死後にヴァルハラへ入れるため、ティワズを自分の体に刻んでいたそうです。ブリテン諸島で発見された骨つぼにもよく彫刻されています。古代ゲルマンのシンボルである卍とともに彫刻された骨つぼも発掘されました。占いで出てきたティワズは全般的な成功や法的な問題の解決などの兆しです。尋ねる人に名誉、正義、統率力と権力をもたらします。
意味:白樺
古代北欧では白樺が春の豊作を願う儀式と女神のイズンに関係のある聖なる樹でした。回復、浄化、治療、自宅と家族のルーンです。占いで出てきたベルカノは肉体的や精神的な多産、個人成長、営業と私生活での繁栄を兆候しています。子孫お誕生を知らせることもあります。 [inline:ehwaz.jpg]Ehwaz(ヘワズ)
意味:馬
古代北欧の民族は馬を崇拝し、もっぱら占い目的のために白馬を飼っていました。馬は神のフレイの聖なる動物と思われました。なお、オーディン自身がスレイプニルという8本脚の軍馬に乗っていました。占いで出てきたヘワズは物質的か精神的な意味での移動を象徴しています。ヘワズの前に出てきたルーンの意味を疑いなく主張し、神の世界からの託宣となります。 [inline:mannaz.jpg]Mannaz(マンナズ)
意味:人間
文脈により、特定の人間かすべての人類や社会の秩序を意味するルーンです。人間は一人ひとり社会のメンバーでありながら自分の運命を開いているという一軒矛盾した事実を表現しています。社会福祉のために努力を尽くす能力と表し、他人に助けてもらうと勇気付けています。介護者のルーンでもあります。占いで出てきたマンナズには幅広い意味があります。人間、人類、自分の他人に対する関係、他人の自分に対する関係、友情、敵意などの兆しになりえます。全体的にはポジティブなシンボルとして思われますので、曖昧でありながら、大抵好都合の予言となります。 [inline:laguz.jpg]Laguz(ラグズ)
意味:水
水は生命の源で、肥沃とつながっています。ただし、ラグズは流動、変動や自己統制の不足として解釈されています。人間の潜在意識、直感や制御されていない性欲を代表しています。また一方ポジティブな意味もあります。芸人、特に画家、俳優や作家のルーンでもあります。占いで出てきたラグズは旅行と商売での成功の兆しになりえますが、損するリスクもあります。神のニョルズと関係があります。 [inline:ingwaz.jpg]Ingwaz(インガズ)
意味:フレイ
神のフレイのルーンでもあるインガズは男性の男性の生殖能力を意味しています。ペースロの反対のものです。それ以外、家庭の保護や平安という意味も述べられます。占いで出てきたインガズはやりかけの物事の完成を兆候しています。それは例えば出産あるいはスピリチュアルの悟りなどですが、性的な関係も強いので、オーガズムなどとしても解釈できます。なお、大きな仕事の完成と成功の満喫する時期の兆しでもあります。 [inline:othila.jpg]Othila(オシラ)
意味:遺産
ルーンの意味である遺産は、物質的なものか、知識や知恵のような非物質的なものを祖先から引き継ぐことを指摘しています。この継続性はポジティブに受け止められますが、遺産を受け継ぐために人は死ねねばならないという警告の要因も含まれます。広範な意味としては祖先に引き継いだ、生まれた故郷なども挙げられます。占いで出てきたオシラは予想される遺産、そして故郷とその住民、領土や価値観などの兆しです。 [inline:dagaz.jpg]Dagaz(ダガズ)
意味:昼間
昼間と日光の安全性を表す、主にポジティブなルーンです。昼間に周囲がはっきりと見えて、敵に対して守られています。仕事も捗っています。日光のお蔭で植物が成長できますので、ダガズは生長、発展や進歩も意味しています。夜間に隠れている物事が日光によって暴露されるため、このルーンはこれまで知られていない秘密を明かします。占いで出てきたダガズは安全、確実、事業を計画するべき、あるいはすぐ始めるべき時期の兆しです。夏至に関係があるルーンです。
以上となります。いかがだったでしょうか?ゲルマン・ルーンは本当に奥の深いマジシステムですので、これからもたまにその歴史、意義、占いでの使い方などについて記事を記載したいと思っておりますので、お楽しみに!
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編集者:ホンザ
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