アメリカ人は物体をよく記憶し、一方東アジア人は人物 を記憶する可能性が高い
(デイリーメールより)
* 文化は、あなたが何が重要かに気付く事に影響にする事よって記憶に関わる。
* 過去の研究では、東アジア人は事象の背後にある事柄をよく記憶することが出来るとされていたが、今回の研究はそれが常に当てはまらない事を示した。
* この結果は、子供たちが学校でどの様に教えられるか、に影響するかも知れない。
この前の誕生日の事を思い出して下さい。何を覚えていますか? ケーキを覚えていますか、そこにいた人達、それとも貰った贈り物ですか?
アメリカの新しい研究によると あなたが覚えている細かい事のは大部分は、あなたがどこで育ったかによるそうです。例えば、アメリカ人はケーキの上にどんな飾りが付いていたか、デコレーションの色等の目に見える細かな事に注意を払う傾向があるようです。
一方東アジア人は、誰がケーキを切って各人に渡したか、誰が誰と踊ったか、の様な個人の間の細かい事をよく覚えていることが出来ます。
「文化が、あなたの周りで何が重要かを気付くのに、影響しています。」と、ブランダイズ大学の心理学の助教授である、アンジェラ・ガッチェス氏は言っています。
「もしあなたの文化が社会的相互作用に重きを置くなら、個々の認識に重きを置く文化より、その相互作用の方をあなたは記憶するでしょう。文化は本当にあなたの記憶を形作るのです。」ガッチェス教授と彼女のチームは、中国、日本、韓国を含めた東アジアの国々とアメリカからの65人の生徒に、ある範囲の記憶のテストを行いました。
チームは両方のグループの生徒達に、椅子一脚、一つの電灯、一つの机からなる一連の画像を見せました。そして翌日、前日とは全く同じではない物体と、同じ物体の両方からなる一連の写真を見せました。アメリカ人の生徒達は東アジア人のグループより、繰り返された同一の物体の写真を良く見分けることが出来ました。二つ目のテストでは、ガッチェス教授は、二つのグループが更に詳細な風景を違うように記憶するかどうかを探りました。生徒達は、オフィス、台所、草原の一連の写真を2度見せられて、同一の画像とそれに近い画像を見分けるように言われました。
再びアメリカ人の生徒達は、繰り返された同一の風景や物体を、他のグループより良く見分けました。「以前の研究では、東アジア人は背後の風景や属性上の詳細をよく記憶する、とされていましたが常にそうではない、と言う事がこの研究が示しました。」とガッチェス教授は言っています。「これは、東アジア人の記憶は感情的な属性に集中していたり、目で見えるデテールよりは社会的なデテールに集中しているからかも知れません。」「文化がどの様に記憶に関わっているかを理解することは、外交関係から学校での授業のスタイルまでの対応をより良くすることが出来ます。暗記する事はある文化にとっては効果があるでしょうが、一方属性を基本としたアプローチの方がある文化にとってはもっと効果があるでしょう。」
「もし私達がどのように記憶するかを理解できたなら、お互いに本当に理解を深め始めることが出来ます。」と、ガッチェス教授は述べました。
翻訳:バセット
スピリチュアル・ルネサンス編集室
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