クーリッジ効果
実験では、新しい相手との活発な交尾の後は、オスのラットはすぐに完全にこの相手を無視した事が観察されました。しかし新しいメスが紹介されると、すぐさま、少なくとも性的には十分に再度活発なりました。これは、オスのラットが完全に疲弊してしまうまで、何度も繰り返させることができます。
この現象は、アメリカの大統領の名前を取って、「クーリッジ効果」と呼ばれています。農場の見学をした時に、クーリッジ夫人は雄鶏が雌鶏と一日中、毎日つがえることを見せられました。夫人はこの考えが気に入り、農夫に、夫である大統領にこの事を知らせる様に頼みました。農夫からそれを聞いたクーリッジ大統領は、ちょっと考えた後で、尋ねました。「雄鶏は同じ雌鶏とするのかね?」「いいえ、違います。」と農夫は答えました。「クーリッジ夫人にそれを伝えてくれ。」と大統領は言いました。
http://www.reuniting.info/science/coolidge_effect より
クーリッジ効果は、実験されたオスの全ての動物に観察されただけでなく、メスにも見られました。例えばメスのげっ歯類は、セックスを既にしたオスがいるよりも、新しいオスがいる方が、更に魅力的に振る舞い、戯れます。
別の実験では、この効果はドーパミンが一度に多量に放出する為だろうと考えられています。ラットが褒美の場所のてこを繰り返し引くように教えられると、食べる事と交尾を諦め、完全に疲弊するまでてこを引き続けました。
カドル・ホルモン (オキシトシン)
ドーパミンの系統は、明らかに、私達が出来る限り多くの異なった相手とセックスする事を促して、遺伝子の種類を増やすことを意図しています。しかしながら、ドーパミンの感情のジェットコースター的な効果に対して、カドル・ホルモンと呼ばれるオキシトシンがあります。オキシトシンはまた、恐れに対抗して、コルチゾルのレベルとストレスに関係しています。以下の表をご覧ください。
オキシトシンはカップルの強い絆を作ります。ペアになっている動物の交尾では、ドーパミンのレベルの激しい上下と共に、受精に成功した後ではプロラクチンの上昇を止めます。そして子孫の生存を賭けて両親が協力しあうべく、オキシトシンは作用します。人間も同様に子孫を作る為だけにセックスをし、その後セックスを絶つ事も出来ます。これは、人生で感情的に安定した関係を作ることが出来るでしょうが、殆どの人は非常に退屈だと思うかも知れません。パラマハンサ・ヨガナンダは、これが、まさに彼の両親がした事だ、と述べています。(ヨギの自伝)
オキシトシンの効果
恐れ:コルチゾル 愛:オキシトシン
攻撃的 反ストレス・ホルモン
覚醒、不安、ストレス過多と感じる 穏やかで密接と感じる、好奇心の増加
中毒を誘発する 切望・中毒の減少
性欲の抑圧 性的感受性の増大
憂鬱との関連 積極的な感情
脳の細胞に対して有毒な可能性 学ぶことを促す
筋肉、骨、関節の破壊 修理、癒し、復元
免疫力の低下 傷の回復の促進
痛みの増加 痛みの感覚の減少
動脈を塞ぐ、心臓病、高血圧を促す 血圧の低下、心臓病からの防護
肥満、糖尿病、骨粗しょう症
(http://www.reuniting.info/science/sec_and_addiction より)
この問題に対しての古来からの解決策は、オルガズムなしのセックスを楽しむ事です。
それは、オルガズムによる感情的で破壊的な上下する神経化学のどうどう巡りをする事
なしに、オキシトシンのレベルを保持するのに大いに役立ちます。インドのタントラ、
中国の道教では実践されています。また、初期のキリスト教徒達も実践していたようです。
現代ではカレッッァ(保留性交)、ホワイト・タントラ等様々な形の精神的なセックスとして復活しています。オルガズムの伴うセックスの様に頻繁に二人を互いに引き離すことなく、親密な関係を癒し、持ちこたえさせます。しかし後で述べますが、オルガズムを伴った緊密なセックスもまた可能なのです。記事について、またホルモンの面からのセクシュアリティについてはこちらをご覧ください。
http://www.reuniting.info/science (英語)
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英語での詳細:http://www.health-science-spirit.com
画像の引用:http://www.wisdom-of-astrology.com
翻訳:バセット
スピリチュアル・ルネサンス編集室
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