意義ある発見がその発見の時に賞賛されることは稀である。特に現代の様に情報の伝達が速く、短時間で興味が失われる時は尚更だ。ジェラルド・ポラック博士の研究は、古くからの人類の絶え間ない興味の対象である水の研究だ。しかしながら、現在の進化した技術、方法、機械によって新しいページが討論に加えられたようである。
50年間以上も、研究者であったギルバート・リングの、水は人間の細胞の中では別の性質を持つと言う観察は過少評価されてきた。彼は細胞の中の水は、我々が飲む時の水の細胞とは大きな違いがある、と公言した。また細胞の中の水が実際に非常に順序づけられ、選り分けられている事を実証した。
「水は不思議な、逆説に満ちた、一見したところ特異な液体のようだ」とポラック博士は言っている。
ポラック博士は、現代科学のコミュニティでは第一線にはおらず、人によっては想像過多の人物と言い、また他には殆ど気ちがいと言う人もいるかも知れない。それでも厳格な教授達の集まりの中で、ポラック博士は、演算手順と論理的なコンピューターモデルを除いた、科学に基づいた観察を踏まえた新鮮な考察を提案している。彼の初期の本「細胞、ジェル、生命のエンジン」と、最近の著名な「第四の水の相」は世界中で、水の秘密とは無限なのではないかと気付かせるに至った。彼の著書は、時を経て多くの偉大な科学者達と考察者達に、現代の物質と理論の証明を与えた。加えて、ヴィクター・ショーバーガー氏と江本勝氏ら開拓者達の研究は単なる不都合な発見ではなかった事を示している。現在では彼ら研究者は、あたかもアジェンダと単なる理解の不足によって隠され続けている知識の塊の氷山の一角を示したかのようだ。その全部がポラック博士によって過去10年の間に廃棄されている。彼は水には第四の相があるのを観察する事によって証明した。この相はエクスクルージョン・ゾーン、略してEZと呼ばれている。このゾーンの中では水自身が陽性と陰性に荷電された分子に分かれる。溶質は一方に、もう一方には負に荷電されたのが集まる。EZ水は溶質を斥け、光を吸収し、その分子を整列させ、液体水晶に酷似するというユニークな性質を持っている。これらの発見は、人間の体内の細胞の内側の働きに光を流し続け、約99%のEZ水を内部で構成する。
健康へのカギ:陰性
間質と呼ばれる細胞間の液体、或いはポラック博士が呼んだ「エクスクルージョン・ゾーン」水は本来負に荷電している。この負の荷電が、細胞の適切な働きに重要なのである。尤も高く負に荷電している細胞が最も良く機能する事が発見されている。この点を特にポラック博士は、ガンの細胞は、微少な80から90ミリボルト(mV)の普通の細胞の負荷に対し、更に少ない30mVである、と説明している。病的な腎臓の細胞は20から30mVだ。これはまた人間の体における抗酸化剤のメカニズムが、負荷を失う事は酸化すると言う事だと説明している。従って抗酸化剤は、細胞の機能を最大限に保つための、負の荷電の損失を防いでいる。
翻訳:バセット
訳者より:私は江本勝氏の著書を読んだことがありますが、大変に興味深い本でした。人間の身体の大部分を占めている水は、当然私達が生きてゆく上で、非常に重要な役割を果たしていると思います。
http://www.jeffereyjaxen.com/blog/the-4th-phase-of-water-a-key-to-understand-all-life