モルダバイトの誕生は、今から約1500万年前、巨大隕石が地球に激突して形成されました。隕石の衝突時に生じた熱が、地面や周囲の岩を溶かし、わずか1000分の1秒という短時間に生成が行われたと考えられています。
現在のドイツに、衝突痕である“リースクレーター”と呼ばれる穴を作り、穴の直径は24kmで、そこからチェコのモラヴィア、ボヘミア飛散されました。
■発見と研究
〇約3万年前のモルダバイトで出来た壺の破片がオーストリアで発見。
旧石器時代、既に石器や護符として使用される。
この事は、オーストリアのウイレンドルフとクレムス近郊の旧石器時代の発掘調査で証明。
新石器時代に入り、チェコのモラビアで発見。
〇18世紀の後半から本格的な科学調査が始まり、1788年チェコのカレル大学博物学教授のヨゼフ・マイエル氏により
南ボヘミアのヴルタヴァ川(モルダウ川)で発見。当時、火山起源の石だと発表した。
〇1878年、モラヴィアでモルダバイトを発見。ここはヴルタヴァ川流域ではなく、東へ流れるドナウ川の流域であった。
〇1900年、オーストリアのF.E.スエス博士により、論文が発表され「モルダバイトは地球外から落下した隕石そのものである」という大胆な説を唱えた。しかし、1933年L.J.スペンサーが雑誌“Nature”で「モルダバイトは隕石ではなく、衝突時に生成されたものではないか?」という異議を提示した。
〇1960年代、A.J.コーヘンをはじめとする学者達の調査により、「約1500万年前、ヨーロッパ中部に隕石が激突した際溶かされた岩石が爆風により、空中で急激に冷却されて出来たのがモルダバイトである。」と見解。
〇約1500年前に誕生したモルダバイトは、後に地殻変動が起き雨に流され、ヴルタヴァ川の下流に推積するという過程により、約1500年前の地層と約200万年前~現在までの新しい推積層の中に見出される。(一般的に地層から約10m下の砂利の層から多く発掘)
〇隕石衝突時により形成されたモルダバイトの総重量は約3000tと言われ、その大きさは、およそ11メートルの立方体に相当する。
近年、高まるモルダバイトの人気によりその数は減少しており、やがてはこの地球から枯渇してしまう事は間違いありません。
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