プラハのカレル大学
フラデツ・クラーロヴェー薬学部
医学生物学科
推薦状:ヤン・プレターネック氏
ヤン氏に関していくつかの観点から簡潔に述べたい。人間は個々、実生活では事実上分離できない多様な要素から構成されているのだが、ここではあえて、分離を教育的な視点から試みたいと思う。その目的は、ヤン氏の専門や渡日後の実践に関して、日本滞在の推薦に必要となる主な情報を叙述することである。主として、ヤン氏は並外れた能力の持ち主であることを主張したい。
専門
ヤン氏の学歴は、第一に医療的な専門知識である。西洋医学の観点からの人体に関する知識が非常に深いため、解剖学や理学分野の知識を必要に応じて即座に実行に移すことができる。ヤン氏のセミナーやワークショップに参加したことがあるので、自信をもって証言できる。その上に、ヤン氏は東洋医学、特に霊気、指圧治療法の教育も受けた。多年に亘って太極拳のあらゆる側面、旧来と現代の形態の研究に専念している。その結果、ヤン氏の人間や人体の扱い方は、比類のない分析力や融合に溢れているものになっている。これは長年の実践を重ねた結果で、ヤン氏自身だけではなく、弟子の成長にも不可欠な、人間の精神を扱う卓越した能力に基づいている。
教師
以上に述べた知識は、絶えまない実践や教えることに利用することがなければ、「非活性」のままにとどまる。ヤン氏は指圧、太極拳、霊気の分野でこの知識を活性化している。個々のレベルや能力を考慮し、弟子がなるべく理解でき、すくなくとも理解するチャンスを与えるために、教え方を上手く組み合わせることができる。段階に応じて深いところを扱い、いつも新しい練習方法を考えて導入している。古文書の徹底的な研究には、かなりの時間を費やしているので、自分の教え方を絶えず、より完璧に進めている。瞑想で達している深い洞察力により長く忘れられたことや、文章に暗号化された情報を発見できる。常に自身の教師と接触していることにより、自分と弟子のために、生きた活動的な情報源を作っている。ヤン氏は自分の弟子の成長を的確に見極める能力もあり、頼まれたときに弟子の練習や実践中に必ず現れる問題や落とし穴を効率よく乗り越えられるようにサポートすることが出来る。ヤン氏の仕事に不可欠な生まれながらの天賦の才能のお蔭で、彼の活動は随分前からチェコの国境を越えた。現在、チェコ以外でよく活躍しているのは、スロバキア、ギリシャ、そしてフランスからも大勢の弟子が来ている。
ヒーラー
指圧や霊気の治療法を効果的に使用できる。霊気のイニシエーションも行える。ただし、ヤン氏の能力はこの二つの手技を超えている。治療に道具などを不要とする。最大級のヒーリング技法に近づいている。
個性
ヤン氏は、知識を共有することを潜在的に備えた人間である。以上に述べた手技の分野で発見したことを、全てすぐに弟子に伝える。けして特別な雰囲気を醸し出さず、むしろ謙虚なオーラを発し、弱点を正直に認める。弟子を手伝っていると、時には自分に対して危険になりうる、極端なところまでに至る。例えば、弟子は変化の用意が整っており、教師はその変化を成し遂げる必要があると感じて、弟子に対して決して快くないが効果の高い刺激を与える場合である。そのようなときに弟子が、教師の手助けの気持ちを理解しないで後退した場合、軋轢や別れにいたることもある。このようにヤン氏は弟子の成長を目的として、あえてリスクを受ける。私にとってそれは、教師の能力を不当に認識されたものの一つである。教師と弟子の間の関係は、お互いの影響で満ちた動的なプロセスである。弟子の脱退は教師の失敗と判断されることもあるが、より深い観点から見たら、その原因は弟子の停滞、つまり先へと進む能力の不足であることが理解できる。それでも、ヤン氏は弟子をサポートしているときに、熱心に修正可能なことを試み、自分の休養を忘れてしまうこともある。事実、ヤン氏の場合、新規弟子の流入は昔からの弟子の脱退を高く上回っている。ヤン氏は独特でユニークな性格に恵まれた人物として、勤勉性、既存の規則に執着せず、伝統的に固まった事柄に対しても踏襲を超える能力を持つ教師である。
結論と推薦
以上述べたことと、何回も行われたアジア諸国(中国、タイなど)での滞在という経験があること、かつ地元の文化や宗教の知識が十分あることを考慮した結果、ヤン・プレターネック氏の予想される日本滞在と、前述の氏の知識や実践力を基に当該の環境にての活動などを推薦することに決める。
Zděnka Kudláčková(ズジェンカ・クドラーチュコヴァー)、哲学博士、PhD.
(推薦者はここ20年間カレル大学の専門教授として勤めており、薬学部と医学生物分析学部の学生に人体形態学と生理学、病態生理学、医学病態予備学を教えている。プラハのカレル大学教育学部にて生物学を卒業して博士号を取得し、カレル大学薬学部にて薬学と毒物学で科学の学位を取得した。ペトル・ナフティガル博士の研究班のメンバーとして、実験モデルを使用し、特に免疫組織化学的方法で動脈硬化症を研究している。現在はカレル大学薬学部の大学委員会の委員長を兼任している。)
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