ロナ
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スピリチュアル・ジャーニー IN チェコの紀行
.~パネヌスキー・ティーネッツ大聖堂編~
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チェコ旅行を2週間後に控えたある夜、唐突にあるイメージが浮かび上がりました。
パネヌスキー・ティーネッツ大聖堂のそばに佇む一人の女性。瞬間、その女性は過去世での私自身だと思いました。何らかの理由で完成することもなく、誰ひとりいなくなってしまった大聖堂を悲しく思う私でした。そのイメージはそれ以上発展することなく、パネヌスキー・ティーネッツ大聖堂でのワークで、どのようなインスピレーションが待っているのか、非常に楽しみにしていたのです。
チェコでのワーク3日目のこの日は、サンドイッチのお弁当を持って終日イルカさんのワークでした。
パネヌスキー・ティーネッツ大聖堂は、プラハから車で40分ほどの小さな街にあります。チェコではパワースポットとして非常に有名で、多くのヒーラーや一般の人々が訪れる場所だそうです。普段は自由に出入りできるのですが、この日は事前に貸切の予約をしてくださったおかげで、私たち一行以外は立ち入ることができないようにロープが張ってありました。この日も比較的たくさんの人々が訪れ、ロープの外から写真を撮ったりしていましたが、とても集中したワークができたと思います。
駐車場で車から降りた私は、内心ドキドキしながら大聖堂に向かいました。そして実際大聖堂を目の当たりにすると、不思議とおだやかな気分になり、「やっぱり私はこれを見ていた」と静かに思いました。
「大聖堂の中心に向かって、だんだんエネルギーが強くなっている」というイルカさんの言葉を心に留めていたせいか、一歩進むごとに自分の周りの空気がだんだん変わってきていることに気がつきました。
イルカさんのワークで印象的だったのは、地球にあるアカシックレコードにつながり、自分の人生の情報をもらうワークでした。アカシックレコードと聞くと、創造主とつながっているアストラルで見るのだと思っていましたが、鏡に映るように、地球内部にもアカシックレコードが存在するのだそうです。そして、この大聖堂の湧き上がる強いエネルギーを利用することで、地球内部のアカシックレコードにつながりやすくなると説明されました。
イルカさんのガイドに従い、ゆっくりと地下に降りていきます。そこにはガイドアニマルがいて、アカシャの図書館へ導いてくれるのです。図書館の本を見るためには、キーワードであるガイドアニマルの名前をいわなければなりません。私の場合は、本は既に開かれていて、真っ白なページが見えていました。そこでガイドアニマルの名前を唱えると、本の上空に映像とメッセージが浮かび上がってきました。
この瞑想を終えたあと、一人一人のガイドアニマルの名前や種類、メッセージや受け取った情報から、イルカさんが現在の自分の状況と今後の課題を読み解いてくださったのです。自分自身のことはもちろんですが、他の参加者の内容も非常に興味深く、イルカさんによって解き明かされる謎解きに全員が耳を澄ませていました。この時、ガイドアニマルは自分自身の鏡の存在だと言われました。私のガイドアニマルは小さな可愛い(表情の硬い)子猫だったですが、帰国の日には丸々と太った表情豊かな成猫に変わっていました。
最後にイルカさんが「自分の好きな場所で、自由に瞑想しましょう」と言った時、以前受け取ったイメージについてもっと知りたいと思いました。石の壁にもたれるように座り、あのイメージを思いながら心を落ち着かせていきました。すると、やはり新しいイメージが出てきました。それは今私たちがこの場所でワークしている姿であり、チェコに人々に愛され絶え間なく人が訪れるイメージでした。そのイメージが私に伝えたことは、「もう悲しまなくていいよ。ここはたくさんの人々がやってくる愛に溢れた場所だよ」というメッセージでした。
パネヌスキー・ティーネッツ大聖堂を離れる前のわずかな時間、その周辺を一人で散策しました。優しい柔らかい空気が満ちているのを感じながら、自分の魂が幸福感で満たされいることに感謝しました。