ロナ
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スピリチュアル・ジャーニー IN チェコの紀行
.~旅の終わりに~
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スピリチュアル・ジャーニーIN チェコにご参加頂いたロナさんから感想を掲載させて頂きます。
「スピリチュアル・ジャーニー in チェコ」と題して開催された、チェコでの集中ワーク。とても一言では言い表すことはできませんが、あえて表現するならば「深い満足」でしょう。
もうしばらくは飛行機に乗りたくないと思うほどのフライトの後、やっと降り立ったプラハの空港はとても肌寒い夜でした。家を出てからすでに24時間は過ぎていました。あの時のことを思い出すと、今でも眠気が襲ってきて眠くなってしまいます。それくらい眠かったのです。そして、参加者のほとんどがこの休暇のために仕事をやりくりし、ストレスを溜めていたのは明らかです。心身ともに疲れきった状態でプラハにたどり着きました。
翌日、ホテルの施設内で、早速イルカさんのワークがありました。イルカさんは最初「今日は長距離の移動で疲れていると思いますから、難しいことはやりません。ゆったりとしたワークにしたいと思います」といいました。昨夜到着した私たちは、決して十分に休めていたわけではないので、その言葉にホッとしていたのです。ところがワークが始まると、イルカさんは先ほどの言葉とは裏腹に、一つ一つのチャクラについて熱心に講義を始めました。心の中で「ぜんぜんゆったりしてない・・・」と思ったのは私だけではないと思います。最後に瞑想をしましたが、ほぼ全員が睡魔に負けて船をこいでいました。
昼食後、プラハ中心部を観光しながらプラハ城に向かいます。中世以降、様々な時代に建てられた建造物や石畳が、その当時のプラハを静かに語っていました。細やかな彫刻やステンドグラスの数々。その一つ一つから愛の波動を感じます。これらの美や街並みとともに私が感動したのは、ガイドをしてくれたチェコ女性、ユカリさんの美しい日本語でした。本当に素晴らしかったです。
(2日目:「ミルカさんの集中ワークそしてハイニーさんのギャラリーにて」参照)
(3日目:「パネヌスキー・ティーネッツ大聖堂編」参照)
4日目は、クトナーホラ市を観光しました。ここはプラハから車で1時間ほどの場所にある市で、この日はワークなしの終日観光でした。
クトナーホラには、中世時代、中央ヨーロッパ最大の銀山があり、銀貨の造幣局が置かれるなど、重要な街でした。その象徴となっているのが聖バルバラ協会です。約2世紀にわたって建造されたこの協会は、外観が非常に繊細かつ豪華で、銀山でいかに繁栄していたかを偲ばせます。緑に囲まれたこの街は、とても気持ちのいい場所でした。そして朝からお気楽モードでいた私は、まさかこの後、ハイヤーセルフによる補習のワークが待ち受けているとは思ってもいませんでした。
どんな場所であれ、迷えるスピリットといものは、いると思います。自分の中にネガティブな感情があるとつながるといいます。クトナーホラのイタリアン・コートで私が迷えるスピリットとつながったのは、私の中にネガティブなコードがあったからだという事は分かっています。ただ、このイタリアン・コートでのことを今考えると、いろいろな意図を感じるのです。経験不足というより、扱いの下手な私へのワークだったのではないでしょうか。
この時もスピリチュアル・ジャーニーならではでしたね。私は何人もの方たちにエネルギーをもらい、アドバイスをもらい、サポートしてもらい、自分でも試行錯誤しながら、何とかこのワークを終えることができました。この場を借りて、改めて皆さんにお礼を言わせてください。ありがとうございました。心より感謝いたします。
そんなことのあった後、クトナーホラ市郊外の骸骨堂と全聖人教会に行きました。ワークを終えたばかりの私としては、足が前に進みませんでした。骸骨堂は名前のとおり骨ばかりで、本物の人骨でシャンデリアや紋章などが作られています。人骨でここまで装飾ができるのかと思うほど、それはそれは見事な作品(作品と言っていいのか)です。残念なことに、この時、私にはそれを鑑賞する余裕がありませんでした。
(5日目午前中:「光生命体との実践ワーク」参照)
そしてチェコで過ごす最後の日となりました。朝から雨です。午前中はミルカさんのワークがあり、午後は旧市街地を観光しながらお買い物です。お店に入るとなかなか出てこない私たちを、辛抱強く待っていてくれたロベルトさん、ありがとうございます。存分に買い物を楽しんだあとは、イルカさん、ミルカさんファミリーと一緒に夕食です。ディナーというより飲み会でしたね。喋って、笑って、飲んで。本当に楽しい夜でした。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。最後に、イルカさん、ミルカさんと全員がハグしあって再会を約束しました。
店を出ると、雨は上がっていました。柔らかい明かりに照らされているティーン教会や市民会館。ロマンティックな雰囲気が最後の夜を彩っていました。ジャーニーへの満足感と明日の早朝にはここから離れなければならない寂しさが胸に迫ります。そして、今夜中には荷物をパッキングしなければならないという現実的なプレッシャーが頭をよぎりました。
最後に食事について述べたいと思います。チェコでの食事は非常に美味しくて、日本食が恋しくなることはありませんでした。特にチーズとパンは忘れられません。ただ、量が多くて食べきれないのが申し訳なかったと思っています。それから、チェコ人はポテトとパンを一緒に食べないということも、知りました。お皿にポテトが盛り付けてある時は、パンが出てこないのです。でも私はポテトとパンを一緒に食べました。忘れられない思い出です。