人生は不思議なものです。
人は生まれて二十歳まで成長し、そこから少しずつ死に向かい始めます。あっという間に体が老化し、お腹が出て、筋肉が落ち、髪の毛が抜けて、顔に谷ほど深いしわが出てきます。背中が曲がって古くなったリンゴのようにどんどん萎びて、結局死んでしまう。
どんなに頑張っても、どんなに体を鍛えて整形などにお金をかけても、この過程を避けることはできません。体が物質として発生した以上、絶滅に向かうのです。避けられない宇宙の法則です。
それを考えるとすごく悲しくなります。自分の体は常に古くなっていく。そのことを意識しまうとどうやって楽しさ、喜び、幸せの瞬間を味わえるでしょうか。そのような人生にいったいどのような意味があるのでしょうか。
もちろんあります! この世界に生まれて、まずは物質、表、表面、目に見えることにあこがれます。そのように現在の社会に育てられています。そしてその物質、例えば自分の体が完璧ではないと気付くと悩み始めます。敏感な人ほど愛している人が年を取る、病気になることで悩みます。でもその状態に長くは耐えられません。そうすると物質世界から少しずつ、何年間かかかりますが、目に見えないスピリチュアル界にシフトし始めます。自分の内観、心、魂、宇宙、神。なぜなら、この目で見えない「神の世界」にはひとつ大きな利点があるからです。そこは物質の世界とは逆に、徐々に良くなっていく、成長していく、明るくなっていく世界です。
ではどちらの世界を選びますか。簡単ですね。もちろん次第に満足感、光、幸せが増していく世界。少なくとも私は一瞬も迷わない!
もう少し考えて見ましょう。「神の世界」は何故常に明るくなり、成長しているのでしょうか。それを説明するためにイルカとミルカ・パヴェルカの言葉を借りないといけません。不思議なことですが物質世界があるからです! 痛み、苦労、悩みにあふれた物質世界、その体験を通して私達と私達の魂の認識レベルは徐々に上がりながら成長していきます。そして私達を通して神そのものが成長します。各魂はこの世界で神のパイオニア、戦闘兵なのです。
そのことが分かると自分の苦労、悩み、痛みの深い意味、その不可欠さを理解できます。そして頭はコペルニクス的回転をして、自分の不完全で古くなっていく体を否定することなく自然に感謝し始めます! 物質世界を心から楽しめるようになります。そこに光を見られるようになります。物質世界がつらいからそこから逃げるのではなく、素晴らしい体験があふれる湖に飛び込み、楽しみながら泳ぎたくなります。今重要なポイント:その状態を達成すると物質世界に光、神、そのものを見るようになります。
ミルカ・パヴェルコヴァによるとそれは人生において最大の意味:「物質、全てのものに神が見えている状態」。悟りは何かと考えれば、まずこれですよね。
このテキストを読んで、少しでも自分の不完全な体を好きになりましたでしょうか。
*昔の日本人はこのことをよく知っていました。だから詫びの世界を高く評価しました。彼らの実践的な知恵はどれほど深かったのでしょうか。
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私は6月に日本に引越ししました。毎日、日本で生活することにより、日本、日本人のこともっと気になり、それをこれからスピリチュアル・ルネサンスにテキストとしてアップし、皆様とシェアすることに決めました。主に日本関係のことをテーマにする予定です。たまに、まだどこにも掲載されていないけれども、知ればいいと思っているミルカ&イルカ・パヴェルカの考えをそのテキストの一部にするつもりもあります。日本人は自分の特徴、意識した方がいい、逆に変えた方がいいことを気付かせて、日本は元であったそしてまた未来になると予言されているようにスピリチュアルな国になることに少しでも力を貸したいと思います。日本人は物質的な面でも精神的な面でも健全な民族になるように。
愛を込めて
スピリチュアル・ルネサンス
ロベルト・ヤノフスキー