天使の位階:第二の三人組
4.主天使(しゅてんし)
~チェコ・ヨーロッパより、天使や愛溢れるメッセージをお届けします~
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天使の階級や昇順階層の考え方は、様々な古文書などの天使論の中で共通しています。階級の呼び方には、まずいくつかのバージョンがあります。
一番有名なバージョンは、六世紀にシリヤの修道士であった偽ディオニシウス・アレオパギタが、自身の『天上位階論』の文書で説明しています。これは、西洋文化では天使位階についての古典的な文書です。ダンテとミルトンによる、壮大な天使についての*サーガ(*古ノルド語による古代・中世の北欧散文物語の総称)は、これに基づいています。この階級システムは、3つの三人組にまとめられた9位階で成り立っています。
主天使(ドミニオンズ(Dominions)またはキュリオテテス)は、天使学に基づく天使の位階において、第四位に数えられる天使の総称です。
名は「統治」「支配」の意味です。
神の威光を知らしめるため、様々な働きを担うとされています。
主天使、またはヘブライの教えによる「ハシュマリム」と呼ばれている天使の位階は慈悲を通して支配し、この世の価値観を超えるための私たちの願いを表現しています。彼らは精神的、物理的なレベルが混合しその世界に生息し、以下の天使位階の責任、業務を指定されていると言われています。ザドキエル(Zadkiel)、ザハリエル(Zachariel)とテラテル(Teratel)に率いられているとされています。
主天使とは、神性の指導者の役割を果たしている物質および精神の統合を支援するものです。彼は笏(しゃく)とオーブのような権力の象徴を身に着けています。
主天使の支配の範囲では、すべてのリーダーシップに関連する事項が当てはまります。彼らは原因と結果の法則を表し、自分の業務を非常に正確に行うとされています。主天使は、”自然なリーダーシップ”を与え、そのような指導の下で、人々が繁栄と幸せであることを保証しようとしています。そして、そのような人々にベストを尽くすための心を持たない腐敗した政府、政治家または宗教家や民事的なリーダーをどのような方法においても支援することはありません。
神性の知恵にアクセスするには、主天使にお願いしてください。彼らは素敵な仲介者、調停裁判者です。あなたが大規模なプロジェクトを開始しているか、または現在のプロジェクト内に止まって場合は、主天使に声をかけてください。
*(笏(しゃく)とは、日本において束帯の着用の際、右手に持つ細長い板のこと。
日本語訳:スピリチュアル・ルネサンス編集室
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