2009年6月25日、マイケル・ジャクソン突然の訃報は、衝撃と悲しみをもって
世界を駆け巡り、未だにその存在は人々の心に大きく残り、
多くのファンを魅了し続けている。
そしてマイケル亡き後に始まった、
必然的にミルカのセミナーに参加した松川サリーによるスピリチュアル体験と、
ミルカ・パヴェルコヴァのチャネリング。彼が今一番伝えたい事とは・・・。
自分自身の使命について考えることを忘れないでください。
「誰か」や「何か」を盲目的に崇拝することのないように、
自分と神、あるいは私たちが進み続ける先にある光を信じるようにしましょう。
愛と共感の心だけが、私たちを救う力を持つのです――これが僕からのメッセージです。
松川サリー
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マイケル・ジャクソン そのスピ的考察⑦
.<マイケル・ジャクソンのミラクル>
彼の楽曲の数々。
私は、ほんの一部しか知りませんでしたし、Heal The Worldのような美しいバラードがあることは、全く知りませんでした。全く、です。マイケルの死を伝える報道のなかで、初めて耳にし、魂の奥底に染み入ってくるそのメロディーの美しさと、マイケルの声から伝わる癒しの揺らぎに、一瞬にして魅了されました。
生前のマイケルから奇跡をもらっている人もたくさんいました。
ある男性は、人生に絶望して、死んでしまおうかと街をふらふらと歩いていました。とあるCDショップの前を通りかかったところ、なぜか吸い込まれるように店の中へ入りました。そこあったマイケルのDVDを衝動にかられて購入。自宅で見ると、勇気と希望が湧いてきて、生気が戻ってきた、というエピソードをお聞きになった方もおられることでしょう。
ソニー創業者のひとり、盛田昭夫氏が病床にあったとき、それを知ったマイケルは、あるテープを贈ります。そこには、英語で、あなたは良くなります、というアファメーションが録音されていました。このテープを繰り返し聞いてください、と伝言した、ということです。マイケルは、アファメーションのなんたるかを、知っていたのでしょう。そして、なにより、自分の声が、物理的にも魂的にも、愛と光の効力を持っていることを、生来、知っていたのでしょう。
優しい響きの声です。
ネバーランドには、恵まれない子供たちや病気の子供たちを大勢招待していました。マイケルと関係の深かった少年のエピソードなどは有名ですが、のちに裁判まで起こしてきた少年とその家族の行為は、マイケルへの裏切りとなってしまいました。
この少年との関わりを映像で見る限り、もちろん、マイケルも今、天上から言っているように、起訴事実が全くのやらせであることが分かります。
この少年は、末期の小児ガンだったそうで、ネバーランドに来たときには、今にも死にそうだったということです。マイケルは、彼に、パックマン(コンピューターゲーム)がパクパクと敵を食べていくように、身体のなかのガン細胞をパックマンが食べていくイメージを描きなさい、とアドバイスしていました。
これも、まさに、スピリチュアルの感覚そのもので、このような指導を医者がしたらその医者は疑われるかもしれませんが、この方法がガン細胞を消すひとつの方法であることを、マイケルは知っていたのです。
この少年の病は快復した、と聞いています。
エピソードは尽きません。
ネバーランドのなかでは、たくさんの奇跡があったに違いありません。
死後には、映画「THIS IS IT」から、私たちは、メッセージを受け取りました。同じ場面、同じ言葉でも、まるで、自分にだけ宛てた特別の助言、応援のように受け取った人も多かったことと思います。
楽しみに待っていたファン、まるで興味のなかった人、どうして見ちゃったんだろうという感想を漏らす人まで、たくさんの人々が、この映画を見て、そして、一様に大きな感動を得ていたようです。
奇異な報道ばかりでなく、マイケルの功績の数々を大きく報道し、知らせてほしい、というのは、ファンたちの願いです。
マイケルがどのような慈善活動をしていたか、政治家との関わりや、ノーベル平和賞の候補に2度もその名前があがっていたことなど、ファンでない人はほとんど知りません。
さて、今回のスピ的考察、最後になりましたが、陶酔について触れておきます。
マイケルは、戒めの言葉を、ミルカさんを通じて伝えてくれています。
『僕のような人間がもつ力は、彼らにとってはとても好都合なのです。(略)音楽から湧き出す陶酔感だと考えているものを最大限利用するのにもうってつけの条件なのです。陶酔を呼び起こすものには気をつけましょう。また依存することにも注意しましょう。それがどんな人への依存であっても、どんな物への依存であっても。依存は増殖する病、したくないことや、しなくてよいことをあなたに強要する有害なエネルギーです』
陶酔感には、紙一重のところがあります。
音楽やアーティストに夢中になることが、魂を堕落させる、ということを言う人もいます。文字通り酔ってからっぽになった魂には、「彼ら」にとって都合のよいものを、どんどん入れ込むことができます。
このあと、
『僕も、音楽の喜びと呼ばれるものを、そして自分自身が、自分が楽しく、充実した気持ちになれるものが与えてくれる喜びを手にいれたかったのです』
と、マイケルは言っています。
依存するほど陶酔してしまうことはよくない。なぜなら、それを利用しようとする人たちがいるからだ。利用、とは何でしょう。
どんなものでも、悪用することはできます。ネガティブなエネルギーのために使うことができます。
マイケルも言っているように、本来、音楽は、喜びであり、魂を活性化してくれるものです。聴くだけでなく、歌うこと、演奏すること、踊ること。そこから得られる幸福感に、ストレスという感覚はありません。細胞も活性化されます。魂も束縛から解放され、自由な感覚を取り戻すことができます。
利用して何かをしようとしている人たちに利用されないために、私たちは、マイケルの助言にあるように、メディアの報道や情報に惑わされることなく、自立した思考を組み立て、魂の自由を自分にも他人にも認め、確保していくことが求められています。
霊的にもこの世的にも、目覚めていることは、私たちを助け、進むべき道を照らしてくれます。
光の道を示そうとしたマイケルは、光と反対の手によって、早い死へと誘導されていきました。
残された私たちは、愛と光の方向へと、歩んで行きましょう。
Planet Earthというマイケルが書いた詩があります。マイケル自身が朗読したものが、アルバム「THIS IS IT」に収録されています。
たいへんに心地よい共鳴です。
マイケルがいつもそばにいてくれます。
そして何よりも、ミルカさんによる誠実な交信・・・ミラクルです。
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