2009年6月25日、マイケル・ジャクソン突然の訃報は、衝撃と悲しみをもって
世界を駆け巡り、未だにその存在は人々の心に大きく残り、
多くのファンを魅了し続けている。
そしてマイケル亡き後に始まった、
必然的にミルカのセミナーに参加した松川サリーによるスピリチュアル体験と、ミルカ・パヴェルコヴァのチャネリング。彼が今一番伝えたい事とは・・・。
自分自身の使命について考えることを忘れないでください。
「誰か」や「何か」を盲目的に崇拝することのないように、
自分と神、あるいは私たちが進み続ける先にある光を信じるようにしましょう。
愛と共感の心だけが、私たちを救う力を持つのです――これが僕からのメッセージです。
松川サリー
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マイケル・ジャクソン そのスピ的考察②
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.<ミルカさんからいただいた信頼>
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ミルカさんの光セミナーのなかで、天使とコンタクトを取る実践の時間があります。絵やイメージ、色など、メッセージの受け止め方は、人それぞれです。
私は、書記タイプです。
セミナーも最終日、でした。ミルカさんが、私が天使から受け取ったメッセージを見て、この調子で続けてください、と言ってくださいました。そして、そのとき、私は、ようやく、次のように尋ねることができたのです。
「私は、少し前から、このような通信を受け取っているのですが、それが、本当のことなのかどうなのか、分かりませんでした」
「あなたは、それを確かめるためにここに来ました」
ミルカさんの返答は、短いものでしたが、私には十分な答えでした。
良かった。マイケルが私のところへ来てくれたのは事実だったのだ。そして、私は、チャネルしていたのだ。そう思いました。
マイケルは、たくさんのことを私に伝えてくれました。なかでも、何が真実であるのかを教えてくれたことは、私に少しばかりの自信を与えてくれました。ちょうどそのころ、私は、スピリチュアルの明と暗の狭間にいたからです。
しかし、そのあとすぐに、私の心には、もうひとつの疑問が湧いてきました。
それは、マイケルの霊が、善なるものなのかどうなのか、ということです。私の霊的知識のなかでは、死んで間もない魂とコンタクトを取ることは、その霊が浄化されていればいるほど難しいはずだ、という感覚を持っていたからです。いわゆる天国に帰れず地上に迷っている霊のほうが、むしろ、こういった場合、ありえることではないのか。そうすると、マイケルは悪霊ということになってしまう、と。
しかし、彼が言うことはポジティブで、そして光と愛に満ちていました。悪霊を見破る一番簡単な方法は、それらがないことです。しかしそれでも、積極的悪意のある非物質的存在たちは、善なる魂の真似事ができる、善なることのなかに少しずつ光と反対のものを混ぜ込んでいく、そういう者たちだ、ということも、私は、知っていました。
私は、いまだ慎重だったのです。
しかし、スピリチュアルの世界では、慎重過ぎることは決して悪いことではない、ということもまた、私は知っていました。ルドルフ・シュタイナーは、まさに、私にそのことをじっくりと教えてくれた先達のひとりです。
さて、そこで、私は、はっきりと、マイケル・ジャクソンのことを、ミルカさんに質問してみよう、と思ったのでした。
せっかく、ミルカさんのような、パワフルで誠実な霊的能力者と出会わせていただいたのですから、ミルカさんに訊かずして、誰に訊くというのでしょう。
多くの人々が、不思議に思っていたことでしょう。
マイケルの死後、マイケルとコンタクトした、という人が、世界中に大勢現われました。
その全てが本物でなかったとしても、全てが違うということでもなく、また、こういった現象は、奇跡を伴っていることも多く、まるで、イエス・キリストのようだ、と思ったファンも多かったようです。
私は、マイケルが、こうした現象を通じて、魂の真実、というものを知らせようとしているのだ、ということを知りました。
知ったのは良かったのですが、さて、どのようにして、マイケルの思いを伝えていったらいいものか、難しい選択を突きつけられているような、そのような気分を味わっていました。
右に行くのか、左に行くのか。ストレートに話すのか、オブラートにくるむのか。
そして、残された人々は、極めてこの世的価値観で動いており、なかなかマイケルの思うようには進みそうにもありませんでした。
生前も死後も、その難しさは変わらない、そんな印象さえありました。
マイケルの心にいつもあるのは、ファンへの思い、地球への思い、遣り残した仕事のこと、でした。
その思いに嘘はなかった、と、私は、理解しています。
~続く~
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