松川サリー
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<ミルカさんとサリーのスピリチュアル対話>-5-
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ミルカ・パヴェルコヴァと松川サリーによる、
ミルカ著「お告げ」に関するスピリチュアル対話の記事をご紹介させて頂きます!!
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今回の質問も、いささか好奇心に満ちたものかもしれません。どれほど長い間、この質問は、スピリチュアル系の人々や、宗教者たちの心に留まり、そして、待望してきたことでしょう。いつ、どこに?と。
(サリー)
すでに地球にはメッセージを伝えるためにやって来た人間が存在しているとのこと。想像以上に平凡な人、ということですが、誰なのか、気になります。
(ミルカ)
そういう人が生まれています。その情報が書いてありましたね。具体的に誰であるかを知る必要はないでしょう。その人に注目させようとは、創造者も望んでいません。その人が、特別な役目を持っているわけではありません。簡単な役目だけ持っています。世界を救うとか、そういう人だとばれたら、準備ができず、目標が実現できなくなります。
昔のキリストがそういう人でした。その人が生まれた意味は、本人の魂の転生のなかでのことです。イエスもみんなと同じ普通の人だったと書いてありますね。
他の人々と同じように、魂、人として生まれて、成長する人たちの手助けをする、そういう簡単な役目を持っています。
人々は、手伝ってくれる人、光の方へ、良い世界へ導いてくれる誰かを探していますが、そういうことではありません。リーダーに頼るのではなく、自分で、個人で努力しなければ、何もなりません。
大きな世界を動かすことは、普通の人から始まるのです。昔のイエスも普通の人でした。死んでから、キリスト教が、彼の人生の過剰評価をしてしまいました。彼の情報は「お告げ」に書いてありますね。
重要なメッセージもあるので、長く話せるテーマではあります。
イエスの伝えた情報は正しかったのです。愛と光を求めることです。現在、人々が彼の人生より死に方に注目しています。これはよくありません。語っていたことは正しいのですから、そちらを意識するようにしましょう。
キリスト教の影響で、彼の存在についての考え方が変わりました。苦難の手段になりました。苦難に集中するようになったのです。奇跡もたくさん起こしましたが、関係ありません。
彼の言っていた事、が大事です。
何かの奇跡で世界が変わる、奇跡が起これば信じる、そのように思うことは良くありません。
人々が自分の力でこの世界をよくしていかないといけません。
そのために、痛み、苦難は必要ではありません。
私たちには、光と理解が必要です。
~サリーのゆるコメ~
生まれていることは確かなようです。
でも、誰であるかを知る必要はない、そしてその理由は、ミルカさんが語っているように、いくつかあり、それは、とても納得のいくことです。
なぜなら、人は、ただ頼ってしまうからです。この人は救世主なんだ、救ってくれる人なんだ、と。
誰かを、例えば、19世紀にも20世紀にも、イエスとか釈迦の生まれ変わりだと言って、持て囃し、そのことが仇になった例も実際にありました。
その人が大きな光の存在で、大きな使命があったとしても、群衆の依存的な期待によって、バランスが崩れていくかもしれません。その人がまともな意識を保つことができているなら、その人は、群衆から離れていくかもしれません。まともでなく、この世的欲望に負けてしまったときは、カルト教団の教祖のようになるかもしれません。また、大きな能力を持っていても、自ら生まれ変わりを名乗り、信者を支配し、堕落していくこともあります。
詳しくは書きませんが、神智学会を離れて、人智学会を創設したルドルフ・シュタイナーも、持て囃される人への疑念からでした。そして、その持て囃された人もまた、そこを離れ、新しく会を創り、人々を導きましたが、集う人々が、あまりにも頼りすぎる、それはいけないことなのだ、自ら考え、学びなさいと、会を解散する最後の講演が残っているということです。
スピリチュアルの健全な姿、と言えましょうか。
イエス・キリストについては、ミルカさんの語ってくださった通りですね。
キリスト教の影響なのでしょうか、苦難礼賛的要素は、宗教的な人のなかにときに散見されます。それは必要のないことだ、ということです。
『何かの奇跡で世界が変わる、奇跡が起これば信じる、そのように思うことは良くありません。人々が自分の力でこの世界をよくしていかないといけません。そのために、痛み、苦難は必要ではありません。私たちには、光と理解が必要です』
—–*サリーからお願いがございます*—–
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なお、個人的な質問は受け付けておりません。そちらにつきましては、ミルカさん来日時の個人セッション、スカイプでのカウンセリングをお受けいただきますよう、よろしくお願いいたします。
サリーメールアドレス:laudatedominum@mail.goo.ne.jp
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