現代におけるテスラのテクノロジー利用
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ニコラ テスラという名前に聞き覚えがあるでしょうか?テスラは発明家の先駆者であり、私たちが今現在使っている科学やテクノロジーのアイデアの哲人でもあります。60年~70年前彼は非常に有名でしたが、近年では最近になってやっと彼の名前が表に出てくるようになりました。科学、発明、テクノロジーの百科事典や本からテスラの名前が長い間消されていたのです。それはなぜなのでしょうか?
テスラが科学、テクノロジー、生活の質の向上への非常に重要な貢献をしたにもかかわらず、彼の死の直後にすぐ歴史からその貢献の記録は事実上奪われていたのです。どのような発見が権力者たちを脅かしたのでしょうか?数々の特許を取得した発明は我々でも知ることができるので、私の仮説では、開発途中のもの、すでにテストや開発が終了しているもので”世に発表されていない“ものではないかと考えています。たとえば、政府機関や会社の科学者から存在自体を疑われている発明として、
空飛ぶ円盤や電気推進技術
フリーエネルギーの発見
エーテル物理学と科学
テスラの“Dynamic Theory of Gravity”(重力の力学理論)
書類や信頼できる情報筋から、彼の死ぬ前に、これらの発見や開発はすでにされていたと分かっていますが、今はまだ機密扱いになっています。彼の特許を取得している発明や多くのすばらしい発明や驚きは最近また研究者や実験者によって再発見されています。
テスラは1856年オーストリア-ハンガリー(今のセルビア)のリカ地方のスミリャンという町で生まれ、1943年1月にニューヨークで亡くなりました。初期の伝記“Prodigal Genius, the Life of Nicola Tesla, by John J O’ Neill(ジョン J. オニール記、”無限の天才、ニコラ テスラの人生”)は1944年11月に3回も出版されました。なぜ同じ月に3回も出版されたというと、爆発的に売れたからではなく、FBIによるオニールへの脅しや検閲によって、現在でも機密扱いにされている部分の削除をするのに何度も修正しなければいけなかったのです。
陸運省(昔の国防総省)からのテスラへの無視や不名誉な扱いをしようとする試みが繰り返される事実は非常に奇妙な現象です。このような事態は、1942年にナチスがテスラ発明を基に空飛ぶ円盤や他の“奇抜な”武器を作り始めてからアメリカ政府が危惧し始めたのです。
では、なぜナチスが1934年以前に盗んだ何かを今日もアメリカの大衆から隠す必要があるのでしょうか?空飛ぶ円盤の場合だと、この発明は機密扱いにされているだけでなく、政府が存在自体も否定しているカテゴリーで、地球外生物の”エイリアン“などのUFO分野のような扱いをされています。大衆による科学的探究を明らかにするのを防ぐなんとよいやり方でしょう。
テスラの一番の隠された発明は何だったか?と様々な憶測があります。彼が死んだときにFBIが、4つの倉庫、ホテルの倉庫、部屋、金庫などから集めた資料などはなんと列車の車両1つ分もありました。このうちほんの15万もの書類がユーゴスラビアの親戚に渡され、今はベルグラードにあるテスラ協会が保管してあります。これらの書類や古いモデルの発明品はテスラ協会によって発表されています。ただ、膨大な残りの書類やモデルは機密扱いの機関であるエイリアン所有物保管機関によって管理されています。それらは1943年~1945年の間は政府の専門家達より価値のあるものはないということで、機密扱いではありませんでした。しかしナチス科学者の訪問の後、ライトパターソン空軍基地から派遣されたスパイたちが政府のエイリアン所有物保管機関の倉庫へとひとつ残らず急いで運び、すべてが最高レベルの機密扱いとされ、その後政府はそのどれも所有していないと宣言したのです。
私は1979年にLANL(ロスアラモス国家研究所)のJ.ロバートオッペンハイマー研究センターが所有しているテスラの書類を見ようと試みましたが、政府は所有していることは認めましたが、私の保全許可証のセキュリティレベルがそれを見る基準に達していなかった為、見ることはできませんでした。テスラの書類は少なくともロスアラモスとニューメキシコに保管されています。その日だれもが見ることのできる棚に水爆計画がありました。1943年以前に開発されたテスラの発明が水爆よりも秘密にされるとはどういう理由からなのでしょうか?
戦争が終わった1946年、私が8歳の時、西テキサスのカーミットという町に家族とともに戻りました。友達が経営しているラジオ店でたくさんの廃品回収された電化製品をもらい何十年も色々な実験をしていました。 1975年私はテスラプロジェクトを再開し、最終的にテスラのコイルを作り、サンタフェでの小さな集まりで教えたり実演したりしていました。
1974年後期、CIAからジョージ ブッシュからの行政官ポジションへの誘いを受け入れさせるため、いやがらせが始まりました。私は自分の研究に没頭していたので誘いを断りましたが、いやがらせが続いたので、1986年から1992年の間一時的に自分の研究をやめざるをえませんでした。その出来事に刺激され1993年に“ペンタゴンからの宇宙人”という私の最初の本を出版しました。1995年には第2版を出し、その他にも“神秘的なエーテル物理学:テスラの隠された宇宙推進システムとその技術の隠匿”という19世紀の電気推進テクノロジーというテスラの発明につながるエーテル科学をまとめています。またその本には隠匿されているフリーエネルギーの再発見も含んでいます。
テスラの聖杯は“電気空飛ぶ円盤”を作り、宇宙から環境エネルギーを引き出すというものです。この計画には1890年代テスラによって開発された放射能理論も含まれています。それは、現在我々に広く受け入れられている相対性理論、量子力学、原子力エネルギー理論に相反するものです。(相対論的量子力学とは違い“古典的な量子力学”が有効でない、というわけではありません。)
テスラにとって“原子力エネルギー”は実は宇宙から放射する“環境エネルギー”の事です。そしてそれは”放射性”物質(テスラによると、いたるところに存在する“宇宙放射物(テスラによって1900年以前に作られた言葉)”と共鳴、反応する特異な特性をもつ物質)を作り出します。
テスラの言うところの“宇宙放射物”は私たちが一般に認識している”放射性物質“よりももっと高い周波数です。この一般的な”放射性物質“は、ステップダウン(逓減)プロセスの結果で、そのプロセスとは、ある特異な物質が反応し、いたるところにある全方向への宇宙放射物=”ゼロポイント放射物(ZPR)“が、より高い周波数からより低い周波数(例えばカンマ線、X線、紫外線、可視線、赤外線、磁気、電流等の、より使いやすく適切な周波数)へと変換するプロセスの事です。これらのステップダウン周波数は、ZPRよりも発見・計測しやすいのです。ZPRの存在は1890年代にはテスラによく理解されていましたが、最近まで科学的には証明された事実として受け入れられていませんでした。この放射物はとても高い周波数なので、一定の均衡状況の中では、通常宇宙や地球や我々の体に害を与えず通っています。なぜなら短い波長は、ほとんどの物質の原子と反応したり共鳴したりすることがないからです。テスラによると、放射性物質と呼ばれるものは、”放射能“を作るこの放射線と反応する特異な原子の構造を持っています。テスラにとって“原子エネルギー”とは、原子からくるものではなくZPRからくるものである。テスラが言うには例えば、もしラジウムの塊がZPRの影響から防御されるのであれば、放射線はもはや見えないでしょう。
ほとんどの自然の放射性分子は、高密度で安定していません。つまり、相対性主義者によって言われるところの放射物が放射されることによって、放射性物質が崩壊し、低い原子番号の原子へと変わるのです。このテスラと全く意見が合わない相対性主義者は、自然の放射性分子は“放射性物質の崩壊”の過程で自動的に質量がなくなると信じられています。だから、放射能として放たれるエネルギーは、アインシュタインの方式E=MC2へと導かれる質量の消失と同じです。この理論は私にとって常に支持はできません。なぜならこのような分子は、ビッグバンの宇宙論的な神話によると、地球よりも古くなくてはいません。しかし地質学調査では、ここ地球でも自然の構造の中で物理学上の過程を通して放出していったことが分かっています。もし、この分子がビッグバンの一部だと言われているなら、現在までにすべて崩壊しているはずです。反対に、もしこのような分子が、電気や磁気や他の物理学上の力を通して、地球や宇宙の中で、自然の状態で絶え間なく放出しているのであれば、より理にかなっています。これは“国家安全保障”のエリート達にとっても驚きではないはずです。他の何かが起こっているのです。他の誰かは知っているのです。
もし、放射性でない分子が自然の力によって放射性分子に変換されるのであれば、どのような過程でなるのでしょうか? 1937年の7月11日のニューヨークタイムズの記事(13ページのコラム2)によるとテスラの恒例である誕生日の声明の中で、ラジウム(他の分子からの変性)の製造過程で開発したと言っています。ラジウムは1ポンドたった1ドルで売られているのでとても効率的です。彼はまた、エネルギーの惑星間伝導のシステムを“完全に開発した”と表明しました。彼はいくつかの実験をしている最中で、それらの場所は内緒にしていました。今取り組んでいるモデルについて“私の今までの数十もの発明よりも時間を費やしている“と言っていました。それらは、いろいろなパーツのかたまりで、とても複雑な装置です。どんなに遠い距離にも関わらず、1センチの100万分の1の半分よりも小さな通信回路を通して、他の惑星へ数千もの出力(1 hp=約746watt)へと変換されます。また彼は”実験段階ではなく、私はすでに作り、実演し、そして使ったのです。世に出すまであと少しの時間があればいいでしょう“とも言っていたのです。
その時は来ませんでした。その6年しないうちに、二人のFBIとドイツ人の看護婦のいる中で彼は死に、ナチスは1936年前半までにテスラの計画を開発しようとしていました。
これらの事実は1937年、彼が80代の時にも表明されています。現在もまだ機密扱いされているテクノロジーをいくつかの秘密の研究所で秘密裏に調査をしています。それは一般の人々や国際テスラ協会さえも詳細を知ることができません。なぜならば”権力者たち“によって隠されているのです。独創的な調査を通して、いくつかの事実をつなぎ合わせて再現することは可能です。ただのテスラの一般に公開されているテクノロジーに集中するだけでも、すばらしく驚くべきものです。さらに言うと、テスラのテクノロジーをコントロールしている政府や企業のファシストによって、我々からうまく隠しているものを発見する為に、一般に公開している情報からテスラのまだ知られていない発明を再構築するのは可能なのです。
©1997, Wm. R. Lyne
翻訳:Ruri