松川サリー
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「お告げ」を読んで
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ミルカさんの書物「お告げ」が、いよいよ日本語で読めるようになりました。
この本の存在を知ったのは、ミルカさん初来日の最初の講演だったと記憶しています。2011年6月10日です。
その日の講演は、昼間一日がかりのワークショップのあとに開催されました。多くの人々がミルカさんの話を聞こうと集まって来ました。
いわゆるアセンション、天変地異、マヤ暦による終末論、などなど、2012年12月へ向けて、スピリチュアルな人々は、興味津々、心騒いだり、ときにワクワクしたり、そういった時期だったかもしれません。
もちろん、日本は、大震災と原発事故を経験したあと、でした。
この講演は、主催者側からの提案で、パネラーとの座談会形式になりました。
自己紹介のあと、パネラーから、今回の震災について、アセンションは起きるのか、ミルカさんと光生命体との出会い、創造者とのコミュニケーションとはどんなものなのか、などの対談のあと、一般参加者の質問にミルカさんが答えていきました。
そのなか、これは、パネラーからの質問でした。災害は回避できるのか、と尋ねられて、ミルカさんは、次のように回答されています。
「昨年のクリスマス前に書いた小さな本があります。ですが、寝る前に読む軽い本とは違います。世界の災害が回避できるかを考えて書きました。2012年について、世界の破滅という話もありますが、そのようなことにはなりません。災害をどう回避するか、を創造者と交信しならが、導かれて書きました。かなりの危険があることは事実です。そのプロセスを書いています。地球の圧力をどのように対処し、処理するか、ということです。多くの愛溢れる対処が含まれています。回避するための簡単なマニュアルです。あまり大きな本を作るなと言われました。重くなく、鞄に入るように、と」
上記が、まさに「お告げ」だったのです。
昨年のクリスマス、とは、2010年のクリスマス、ということでしょう。
そして、今回、この本を読ませていただいて、
「重くなく、鞄に入るような、小さな本」というのは、この本の外見的特長をよく言い表しています。さらに、
「寝る前に読む軽い本とは違います」とは、ドキッとしますが、その通りで、ティータイムのお供、というわけにはいかない、ということでしょう。こちらは、内容的特長が的確に表現されています。
この本を読むと、ぐいぐいと惹き込まれていくのはなぜでしょう。
霊的な書物というのは、往々にして、そういうものかもしれません。
ゆえに、その様な体験をしたことのある人は、多くおられることでしょう。
ついつい惹き込まれて、どんどんと読み進んでしまう、そして、それが、まるで乾いたスポンジを満たしてゆくかのように、吸収されていきます。心に、魂に。
それは、地上の粗い波動のなかで本当に魂が乾いてしまっているのと、同時に、そこに書かれている事々が、実は、自分が以前から知っていることであること、だからです。
これを読んで、スピリチュアルの学びに長けた方々は、だいたい知っていることだな、と思われるかもしれません。あるいは、本当に小さな本なので、簡単に読んでしまったかもしれません。実際、簡単に読めるでしょう。そして、居間のどこかに転がっているかもしれません。
世間には、とても長く書かれた分厚い書物もありますが、この小さな本のなかには、宇宙の法則、魂の真実についての話が、とても凝縮されて書かれています。これが全てだよ、と言わんばかりに。
それについて、ミルカさんから、なるほど、というお話をうかがっていますが、また、機会がありましたら、お知らせさせていただきます。
たとえば、宇宙人についての情報をどれほどたくさんもらっても、人の心は変わりません。過去世の話をどれほどたくさんしても、人の心は変わりません。確かに、それらもスピリチュアルであり、人を非物質の世界へといざなうきっかけ、手がかりではありますが、しかし、それらも、ただの物語のように感じていたのでは、何も起こりません。何のためにそれらの情報を得るのか、ということのほうが大切ではないでしょうか。
地球というもの、宇宙というもの、心、魂、霊界、社会、子育て、人生の道、これから私たちがなすべきこと、それに伴う変化、などなどについて、コンパクトに、そのエキスを伝えてくれているのが、この「お告げ」だと感じています。
この本の背景に、大きな光を感じる人も多いことでしょう。
また、ミルカさんの辿ってきた道のりから発する優しさ、つまり、スピリチュアルな人間として、物質世界で体験するいささか過酷な人生の展開を乗り越えて来た、ミルカさんの深い愛が込められています。
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