天使の位階
2.智天使(ちてんし)
~チェコ・ヨーロッパより、天使や愛溢れるメッセージをお届けします~
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天使の階級や昇順階層の考え方は、様々な古文書などの天使論の中で共通しています。階級の呼び方には、まずいくつかのバージョンがあります。
一番有名なバージョンは、六世紀にシリヤの修道士であった偽ディオニシウス・アレオパギタが、自身の『天上位階論』の文書で説明しています。これは、西洋文化では天使位階についての古典的な文書です。ダンテとミルトンによる、壮大な天使についての*サーガ(*古ノルド語による古代・中世の北欧散文物語の総称)は、これに基づいています。この階級システムは、3つの三人組にまとめられた9位階で成り立っています。
*智天使(ちてんし、ヘブライ語ケルブ(ケルーブ) כְּרוּב kĕrûḇ、複数形ケルビム (ケルービーム)
智天使のイメージは、例えば、ルネサンス芸術から知られている羽のついたぽっちゃりした子供たちの姿で表現されていますが、それは実際のパワフルな智天使から、かなりかけ離れています。智天使は創造者たる神の知識と知恵を反映している、熾天使の次、二番目の位階です。旧約聖書によると天国の崩壊後、天国の門を警備しています。ユダヤの恐ろしい秘密兵器であった、条約の箱に二人の智天使が刻まれました。それらを支配している存在はケルビエルとオファニエルです。
智天使は光と星の守護者です。彼らも熾天使と同じようにポジティブで、神聖のエネルギーを作り、伝えたりしています。彼らの姿は他の全ての天使を曇らせると言われるほど、魅力的で美しいです。智天使の言葉の起源は、アッシリアやアッカド語でその意味は「提唱者」、知識と無限の愛の偉大な生命体です。興味深いことに、半人半獣でライオンの顔がついた姿でよく表現されています。昔の建築家たちは人間の顔と牛またはライオンの体の智天使の像を神聖な土地を守るために、寺院の門の前に設置しました。ある話によると智天使はもともと天使ではなく、時間が経ってから天使位階の一部になりました。人類の伝説や神話に出ている現実の世界より、アストラルのレベルで活動している、失われた文明(レース)の人々が彼らを美女と野獣がミックスした存在として意識しています。智天使は銀河を管理して、エネルギーを収集し必要なところに配布します。そして、建築的な宝物である宗教的な寺院から粗末な小屋まで守っています。
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その他、智天使は個人的なガイドとしても働いており、必要なら火の刀を振ります。智天使のより恐ろしいバージョンは四つ顔と四つ羽が付いた存在です。この神話の表示は四方の風を表しています。智天使は神聖な動物、神性な守護者として表されています。あなたが、神の保護・智恵・知識が必要なら智天使に焦点を当ててください。古代エジプトの多くの神、特にセクメト、バステト、アヌビスが智天使として考えられます。ある考古学者によると、有名なスフィンクス(人間の顔とライオンの体の偉大な像)はエジプト文明より古く、今まで発見されていない更に古い文明の証明であると思われています。
* 天使の位階について、古文書などの情報からまとめたものをご紹介します。ミルカ・パヴェルコヴァによる、宇宙から直接受け取った、現在の私たちの認識レベルに合わせた情報はわずかに異なるところがありますので、ご了承ください。
日本語訳:スピリチュアル・ルネサンス編集室
画像引用:http://rimaroom.jugem.jp/?eid=30