ミルカ・パヴェルコヴァ&松川サリー
スピリチュアル対話-6-
富士山
富士山が世界遺産に決まり、喜んでいる人々と、いささか戸惑っている人たちがいる、ということを聞きました。
確かに、山岳信仰、霊山、としての富士山。日本人の魂と言っても過言ではないかもしれません。新幹線の窓から見えれば、わぁ~と声をあげて見てしまう。都内からでも、高台から、あるいはビルの隙間に見える富士山に感激する。富士山と重なる朝陽、夕陽は美しい、縁起がいい。
さて、富士山とは?
**富士山**
(サリー)
富士山について心配している人が多くいます。噴火や、世界文化遺産に登録されることによる弊害、などです。
(ミルカ)
創造者からメッセージを受け取っています。
信愛なる日本人のみなさま。
富士山は、神聖な山です。宇宙のなかでの富士山の意味と立場を、あなたたちはとてもよく意識しています。
世界遺産登録が、富士山のスピリチュアル的意味にとって良くない、それによって損壊する、ということはありません。
富士山の宇宙のなかでの情報は、あまりにも明らかで、強いので、その情報を日本以外の人たちも知ることになるのは良いことです。
富士山のエネルギー的な意味は、非常に強く、自分の力で、物質的な方法で、エネルギーの流れに影響を与えています。つまり、富士山のエネルギー的影響は大きく、そして強いので、物質的な方法で、エネルギーの流れや、地域、地球のなかの一部に、影響を及ばすことができるのです。
エネルギーゾーン、地域、または、それらへの効果をコントロールしています。富士山が今のまま存在し、維持されるなら、富士山の前、後、周辺全体のエネルギーバランスが整えられます。
富士山が、火山として、再び、自分の内面エネルギーを復活するかどうか、ということは、霊的なこととは関係がありません。地球のなかのエネルギーが不安定になること、地球上のエネルギーが不安定になることによります。
地球上のエネルギーには、人々が影響を及ぼしています。つまり、噴火するかしないかは、人々によるのです。人の状態によります。バランスを整えているかいないか、によります。
今の時点で富士山は噴火しようとしていませんが、けれども、他の地球のなかでの動き、つまり何らかの地震によって地球表面が動いて噴火する、という可能性はあります。
そのような動きについて、すでに宇宙を通してメッセージを流しています。地震の話を、以前にしました。人間に責任があります。人が起こしています。
富士山のスピリチュアル的意味としては、過去に、人々に大きく崇拝されていた、ということがあります。
人々は山からのエネルギーを意識していました。エネルギー的には、強い山ですので、昔から、重要なパワースポット、エネルギースポットとして、存在しているのです。
噴火したときに、富士山の神様が怒っている、と昔の人は判断していました。これは、昔の人たちの考え方です。富士山が噴火した理由は、もっと物質的な理由でした。が、逆に言うと、噴火によって、母なる地球のネガティブ・エネルギーが放出されたことも事実です。
昔から、人々は、富士山の災害的な効果を説明、理解できませんでした。けれども、それに対して、何か反応しなくては、そうならないように自分たちも変わらなければ、変えればいいのだ、というように意識していました。
それは、その通りです。現在もその通りです。
噴火しないように何かを変えよう、といったような意識は、今でもとても大切です。
(サリー)
母なる地球のネガティブ・エネルギーが放出される、の意味を教えてください。
(ミルカ)
地球のなかでのプレッシャーを解放するために必要な手段です。
(サリー)
溶岩ですか?
(ミルカ)
溶岩は、プロセスの結果です。全体的プロセスのなかで、噴火は、地球のなかのプレッシャー、ネガティブ・エネルギーを放出する、というのがひとつの結果です。
津波もそうです。
地震によって、地球表面が震えて、そして、津波が起こります。プロセスの原因、他のプレッシャーが表面を動かして、津波が発生します。もとは、何かのエネルギーです。それが、物質層を動かすのです。
(サリー)
ネガティブ・エネルギーは、もともと地球のなかにあるのですか?人間がつくったものですか?
(ミルカ)
地球がネガティブ・エネルギーを吸収しています。その一部は、人からのエネルギーです。地球にたまったネガティブ・エネルギーは、全て人からのもの、ということではありません。ある程度たまったら、それを出さないといけません。自分が破壊しないように、バルブみたいに、プレッシャーがいっぱいたまったら、火山が噴火します。それを私たちは、天災として意識しています。同時に、私たちの影響もあります。地球や山が怒っていると思うことは、やり方が間違っているから、と変えようとする意識とつながっているので、重要なことです。
~サリーのゆるコメ~
なるほど、と思いました。
いや、富士山の神秘性については、もっと詳しく知っているよ、という方もおられるかもしれませんが。
ここでの真骨頂は、
「神聖な山である富士山の情報を、世界の人々に広く知ってもらうのは良いことだ」
「富士山の噴火など、天災によって、人々が、そうならないように心を入れ替えよう、といったような思いを持つことは良いことだ」
と私は感じました。
富士山は、神聖な山であり、崇拝してきた日本人は、そのエネルギーをしっかりと感じて生きてきました。
そして、世界遺産登録によって、もっと多くの人々がやってきて穢されるのではなか、といった心配よりも、むしろ、世界中により広く知れ渡ることのほうが大事だ、ということのようです。
自然現象、天災は、人々の心に重くのしかかるものです。
先ごろの震災と津波もそうでした。そうした自然とともに、私たちは生きています。恩恵もたくさん受けています。
自然はときに過酷です。それを「おそれて」、心を改める、ということは大事です。
「恐れ」は「畏れ」でもあります。人生における束縛を意味する恐怖心ではなく、大いなるもの、人間の力の及ばないものへの畏怖の観念です。神聖な気持ちの表れです。
その気持ちを思い起こさせるために、自然の猛威、というものがあるのかもしれません。
それでも人間は、またすぐ忘れてしまう・・・。
地震も噴火も、物理的な現象であると同時に、人間の心、思いが引き起こしている現象でもあります。
アトランティスが沈んだのも、人々の心が劣化して、享楽や物質欲、権力欲が渦巻きはじめたからだと言われています。
しかし、それも、時の流れ、なのでしょうか。
そして、私たちは、今するべきことは何であるのかを、今あらためて、しっかりと心に抱いていきたいものです。
それは、周囲のアンバランスを見れば、自ずと分かります。
そのためのスピリチュアルなのだと感じます。
それにいたしましても、富士山登山の混雑、登山道の渋滞、ゴミ問題、などなど、ごく普通に、何らかの改善はあっても良いかもしれませんね。
©Miroslava Pavelkova, Sally Matsukawa
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