ロイターより12月14日付
日本の労働規制委員会は、原子力発電所の廃止にあたり、2011年に地震の被害を受けた、もう一つの原子力発電所の修理のために労働者を不当に雇用した事に関係した、建設会社を認可した。
福島原発がある、大熊町を基点とするABL 株式会社は、日本原子力発電により経営されている東海第二原発で、検査と修理の為に、数段階に分かれた下請け業者によって不法に雇用されていた少なくとも8人を管理した、と当局は発表した。
労働者を雇用する会社と、労働者を管理する会社が別々の者になる事は、労働者の賃金のピンはねを防ぐため、また彼らの安全に関しての責任の所在を明らかにするために、違法とされている。
公的制裁はまれで、ABL が東海第二で労働者の不当雇用を行っていた事が発覚した2011年7月から12月の当時から、2013年の3月までにわずか24回しか改善のための命令は出されていない。
今年10月に、ロイターは今年10月に元原発作業員の、「はやし てつや」の記録を発表した。彼はABL が東京エネルギー&システムズの下請けだった時に、福島原発で労働者として雇用された。東京エネルギーは東電福島原発の第一層の下請け会社だ。
東海原発は東京の北西110キロにあり、2011年3月の地震の時には自動的に停止した。発電所のタービンとその他の機器が破損され、修理の期間は2012年まで続いた。
ABL は、東海原発では労働者を不当雇用した事について反論はしなかった。また、業務に関しては厳しく対応した事を確認するために、最度調査をしてほしい、と規制委員に述べた。「我々は多重層になっている、下請けの会社に雇われている労働者の事は、知りませんでした。殆ど知らなかったのです。」と、ABL の総責任者である「わたなべ おさむ」は述べた。
福島の労働基準監督官である 「いわみ たかし」は、ABL は法律をもっと理解するべきだった、と述べた。「経験ある請負業者にとっては、これらは非常に基本的な事であり、十分に理解すべき事だった。」と述べた。
福島の労働規制委員会は現在も「はやし」氏の苦情を調査している。廃止される福島原発に携わる、約200人の労働者を雇っているABL は元労働者の苦情に対するコメントを避けた。
東京電力は、福島原発での労働条件を改善することを約束した。
翻訳:バセット
スピリチュアル・ルネサンス編集室
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翻訳者からのコメント:
こうしている今現在、福島第一原発での作業は極悪の環境で続いています。先日は、近くにいたら20分で
致死と言う線量が測定されました。作業員の方々には深く感謝ですが、本当にこの原発からの放射能漏れを
止めることは出来るのでしょうか。
元の記事はこちら。
http://fukushimaupdate.com
画像の引用:http://blog.nuclearphilosophy.org/?p=1077