カレル・ハーデックが語る「アロマセラピー」
私が1980年代初頭にアロマテラピーを始めた頃、「アロマセラピーとは実際のところ何なのでしょうか?」という質問をよく受けました。
アロマセラピーは健康の問題に対処できるだけでなく、多くの問題を防ぐことが可能です。エッセンシャルオイルはそれぞれに特定の生化学的成分が配合されています。数十のそし
て数百もの異なる生化学成分が合わさって、エッセンシャルオイルとなり、マインドと人間の生体の両方に効果を発揮します。ですから、アロマセラピーとは、本質的に美容と健康の問題を繊細で自然な方法で対処することなのです。アロマセラピーによって、問題を解決するというよりも、問題を防ぐことのほうがずっと楽になるとも言えます。病気を予防する一つの方法は、身体的に皮膚のケアをすることです。皮膚は短期間で交換可能な包装ではありません。全体、すなわち人間の体を形作る器官の一つなのです。これこそが皮膚を通じてアロマセラピーが私たちの健康と密接に結び付くことの理由なのです。
「アロマセラピーとは何ですか?」と聞かれるなら、それは「生き方」なのだと私は答えます。今日の環境汚染や人間による技術革新が進む中で、アロマセラピーは自然に戻る必要なステップの一つであると捉えることもできるのです。ですから、私の考えでは、それを表す一つの方法として、アロマセラピーは未来のために唯一私たちが実行可能で代わりとなる手段なのだと考えます。