香港で2つのメディアがほとんど同時に予想を発表した。一つは「フロントライン」誌からの記事で中国の内部の問題を特集したもので、もう一方は中華人民共和国と密接だとされる「ウェンウェイポ」(文匯網 )紙によって、中国の外交政策を情報戦のルールに則り分析した記事である。
明らかに中華人民共和国では何もいい事は無い。「フロントライン」誌の記事では、次の3年間で3段階をもって中国共産党は崩壊するとし、その支配は2016年に終焉する、ときっぱりと述べられている。ます初めに、2014年には中国の経済は崩壊し、その翌年には共産党の構造が破壊される。そして2016年には社会全体が崩壊し、国は政治的な昏睡状態状態に陥る。
崩壊の理由は経済であり、それは中国からの資本の巨大な流出に関わる。この致命的なプロセスは、アメリカの専門家であるサウス・カロライナ州立大学のティアン教授よると、不動産市場のバブル、影の銀行システム、そして自治体の巨額の負債によって悪化される。これはアメリカの2008年から2013年の状況に酷似している。
政治的な問題を基本とした経済の崩壊は、当然のことながら、国と国民の興味を無視し、富の蓄積だけに焦点を当てて来た腐敗した強力な集団を是としてきた、共産党のせいである。記事の著者はそれらの腐敗した集団が、習近平総書記の改革に従うよりはむしろ共産党の終焉に傾向がある事を確信している。
果たして中国共産党に、この事態から抜け出せる方法はあるのか。ある、と「フロントライン」誌は伝えている。多国籍企業に、中国にカネを返してくれるように訴えることだ。そうすれば、しばらくの間は人民元はささえられ、一般の預金や資産は外国の通貨で保存されはしないだろう。
2つの最も重要な点の一つは、中国の寡頭政治 に代表される内部の敵の分割と、そして普通はアメリカ市民にコントロールされている多国籍企業に助けを乞う事である。
しかし、もし「フロントライン」誌の予測が現実とならず、中国が安定し繁栄し続ければ、世界にはその恩恵はもたらされない。「文匯網 」紙の予想によると、中国は次の50年間で6つの戦争を起こすとしている。理由は1840年から1842年までのイギリスとのアヘン戦争以前からの失った領地を取り戻すためである。あの敗戦の結果は、同紙によると中国100年の屈辱であり、止めねばならない。
これらの戦争の短かくしたリストには、2020年から2025年までの台湾統合の為の戦いがあり、アメリカと日本の介入をもってしても、中国は間違いなく勝利する。
翻訳:バセット
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http://english.pravda.ru/world/asia/25-10-2013/125997-china_war-0/